建築家から見たヨドコウ迎賓館(第二回)~後編 応接室の意匠変更について南棟からその背景を考える
南棟の構造的な課題 80年代半ばに初めて旧山邑家住宅を訪れた際、南棟1階の車寄せから崖に迫り出したバルコニーに身を乗り出そうとしたところ、足元の床が危険を感じるほど陥没傾斜していていることに気づいた...
1951年 大阪府生まれ
1974年 京都大学 工学部 建築工学科 卒業
1979年 京都大学 博士課程 工学研究科 建築工学 修了
2010年 関西大学 環境都市工学部 建築学科 教授
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●研究概要●
著 書: 「建築学の教科書」共著 彰国社 2003年 6月
「地震とマンション」共著 筑摩書店 2000年12月
論 文: 「重要文化財 旧山邑家住宅の構造デザインに関する一考察」
南棟の構造的な課題 80年代半ばに初めて旧山邑家住宅を訪れた際、南棟1階の車寄せから崖に迫り出したバルコニーに身を乗り出そうとしたところ、足元の床が危険を感じるほど陥没傾斜していていることに気づいた...
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